シニアホームせせらぎ
福島県の須賀川市にある介護施設シニアホームせせらぎで避難訓練がありました
10月の秋晴れの日に消防署立ち会いのもと、2名の消防士さんに指導を受けながら、消防訓練がありました。
火災が発生した想定で、通報、避難、消火訓練を入居者様と一緒に行いました。
今回の訓練では、せせらぎに併設しているデイサービスクローバーの厨房から火災が発生し、せせらぎの事務所にある火災報知器が鳴って、消防に通報して、スタッフが火元を確認して初期消火を実施しますが失敗、ただちにスタッフがせせらぎの入居者様とデイサービスの利用者様を外の駐車場へ避難させる流れで訓練を行いました。
せせらぎの建物は一階から三階、デイサービスがあり、スタッフがすべての階の居室とデイサービスを確認して入居者様へ避難を呼び掛け、外の駐車場へ誘導しました。
火事で煙を吸い込まないように、ハンカチなどで口や鼻を覆って、避難時はエレベーターが停電で使えない時があるので、階段を使ってスタッフが安全に移動できるように付き添いながら誘導しました。今後の課題として、車椅子の方など階段を使うことが難しい時は、どのように避難させれば良いのか、スタッフで考えていくよう消防士さんよりお話がありました。

消防士さんから避難方法の説明や避難訓練の好評をいただきました
せせらぎの建物内には防火扉があり、煙感知器が煙を感知したら自動で防火扉がしまります。また、手動で防火扉をしめることもできるので、万が一火災が発生したら、防火扉をしめて火災が建物全体に回るのを防ぎ、消防の専門用語で竪穴区画(たてあなくかく)を作って、階段などで逃げられる経路を作ることを教えていただきました。

防火扉の説明を受けました
また、水平避難といって火元から遠く離れた所へ避難するように自分がいる階の一番端まで移動したり、せせらぎの建物外の奥に非常階段があるので、そちらに移動して避難する方法も教えていただきました。

せせらぎの西側の非常階段です
消化器を使用して、消火訓練も行いました。本物の消化器にはピンク色の粉が入っているそうですが、今回は練習用の水が入っている消化器で訓練を行いました。

周りに助けを呼び掛けています

消化器を使った消化訓練
消化器の使える時間は15秒であり、粉が飛ぶ距離は3~6mとのことでした。15秒しか使えない事実に驚きました(*_*)
周りの人に助けを求めて消化器を持ってきて、手前からホウキを掃くように消火する、消火後は逃げる、建物内で消化器を使う時は逃げるスペースも考えて使用する、消化器がどこに置いてあるか把握しておくこととの説明を受けました。
大切なことは命を守ることを最優先に考えて行動することを教えていただき、ご指導いただいた消防士さん、大変お世話になりました。今後火災が起きた時には適切な対応をしていけるように、今回避難訓練で学んだことを活かしていきたいと思います。
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